つぶやき

今週のお題を淡々と更新するブログです

スーパーミメル

特別お題「おもいでのケータイ」

小学校高学年くらいになると、ケータイを持つ子がポツポツと出てきて、ケータイを持っている子が「イケてる」風潮だった。(今思えば、地方のど田舎でケータイを持っていても圧倒的に使わない)

高校まで「ケータイ禁止」の家に育った私にとっての「はじめてのケータイ」は、紛れもなく「スーパーミメル」だった。通話機能なんてない、玩具のケータイ。


【CM】スーパーミメル【2000年】


【CM】ミメル【1998年】

専用のカードを本体に差し込んでメッセージのやりとりなどができるという、「なんなら手紙書けば?」というような玩具だったけど、ケータイを持ちたかった私からすれば、「ケータイっぽい形状をしているモノ」を持っているだけで、悦に浸れた。小学校の遊具がある場所で、低学年の子たちを前に、さも「ケータイ持ってます」的なフリしてた……電話できないのに「もしもし?」とかスーパーミメルに向かってしてた……あぁ……死にたい……。

所有していた「スーパーミメル」は、初代「ミメル」の上位版なのですが、今振り返ると「スーパー」っていうネーミングセンス、格好いいし、ICカードでいろいろ読み込んでくれるとか、結構すごくないっすか。スペックはアスキーの記事にちょっとだけ掲載されていたので、当時子どもだった人なら懐かしさに咽び泣くはず。私は泣いた。今度実家帰ったら、探して使ってみようと思う。

「スーパーミメル」を使っていた期間は短く、中学入学くらいには自然と使わなくなっていたが、「ケータイとはこんなものなのか」という感覚を私に与えてしまっていた。

高校生になり、初めてほんもののケータイ(W32H)を手にしたとき、最初に思ったことは、「カード差さなくていい! やっぱちげーな!」という、ミメル シリーズを使っていたからこそ味わう感覚だった。

あれこれ調べてみたら、ミメルはその後二つ折りになったり、写真撮影ができるようになったりと、どんどん進化していったよう(今は生産終了っぽい)。「ミメル」シリーズを持っていた人、どのくらいいるんだろう?

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